はじめに

これは以前某がプレイした任天堂が販売したSRPG、FEことファイアーエムブレムの それほど厳しい制限もなにも引いていないただのしがないプレイ記である。 某自身は決して上級者でも何でもなく、あくまで自分が楽しめる程度にぬるく物語を進めていっただけである。

唯一、異なるのは、これは”M戦記”であるという点ただ一か所においてのみである。 M戦記とは何なのか?この点に疑問をもっておられる方も多いことであろう。

"M"とはこのプレイ記を敢行するに当たり、中核をなす2人の人物を指す。イニシャルですな。 "L"みたいなものだと思ってもらって構わない。名前は隠していないが・・・
まずは彼らの紹介から始めなくてはならないだろう。

登場人物紹介(主要メンバーのみ)

マーカス Marcus

(C) Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS

『主人公の剣の師匠・誉の騎士』
ゲーム開始時において自軍唯一の上級ユニットであり、その性能も群を抜いている。
しかし、それは初期装備の武器によるところが大きく 能力値は他ユニットに少々毛の生えた程度である。 また年のためか、成長率は極めて低い
初めてゲームをした時に陥りやすいのだが、強さに頼ってついつい使いがちになってしまう。
しかし、強いと思って使い続けると、思うように育たず、後々後悔することになる

マリナス Merlinus

(C) Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS


『主人公の家に使える官吏・財務大臣』
ゲーム本編では第2章からの登場。輸送隊。攻撃手段は一切持たず、 レベルを上げるにはひたすら敵の攻撃を回避するしかない。アイテムの出し入れのためのユニットである。 正直、普通にプレイしれいてば出撃させなくても殆ど支障はない。寧ろ出撃数が限られているのでお荷物になることも…
案外ちゃっかりとした人物であり、敗北=死亡の厳しいおきてが存在するFE界において 本作では唯一死なない。ひょうきんなお方。倒されても、各章のエピローグで何事もなかったかのように復活する
CVは間違いなく緒方賢一。あと何故だかわからないが、属性は闇

ルール

M戦記を行う上での制約について記しておきます

  1. マーカス、マリナスの全章出撃(但しマリナスは登場する2章から)
  2. 自軍ユニットは全て生存した状態でクリアする
  3. 全ての宝箱の回収および全ての村の訪問
  4. マーカスは剣、槍、斧全ての武器レベル(熟練度)をMAXにする
  5. 最強のマーカスたるもの、主人公よりパラメータが高くなくてはならない。 ドーピングを施してでも最強の力を手に入れるのだ!
  6. マリナスに関しても同様である。攻撃ができないからと言って侮るなかれ、無駄に高い幸運を 最大限に生かしてデコイの達人に仕上げるのだ。 蝶のように舞うが、蜂のようには刺せない

Chapter 1 運命の息吹
Chapter 2 ベルンの王女
Chapter 3 遅れてきた者
Chapter 4 同盟の崩壊
Chapter 5 炎の紋章
Chapter 6 しかけられた罠
Chapter 7 オスティアの反乱
Chapter 8 再開
Chapter 8外伝 烈火の剣

Chapter 9以降はこちらへ

Chapter 17以降はこちらへ


Chapter 1 運命の息吹

あらすじ

主人公ロイはオスティアに留学の身であった。しかし、父フェレ侯エリウッドの突然の病により、急遽帰還を命じられる。

しかし、これを好機と捉えた山賊らが隙だらけの城に群がっていたのだ。
フェレ城は持ちこたえるので精一杯だ。
まずは山賊どもを追い払い、城を取り戻せ!我らがマーカスいざ出陣。


ロイ(主人公)「さぁ行こうみんな、父上たちを救出するんだ!」

まあ、どのようなゲームであっても序盤というのはそれほど苦労することはない。
本作主人公ロイを筆頭に山賊らに対する戦線が敷かれる。

しかし、敵は雑魚とはいえ街荒らしを生業とする者たち。そうやすやすとは倒させてくれそうにない。
いかに主人公といえども、屈強な山賊一味とタイマンを繰り返していてはすぐに死んでしまうことだろう。
そんなときこそ、お助けパラディンいやさ、マーカス死傷師匠の出番だ。

長年培われた経験というものはそう易々と消えたりはしない。
ピンチのときは助け合って切り抜ける。これが基本と言えるだろう。

この章においては敵の群れなど、マーカス先生には烏合の集。簡単に蹴散らしてくれますが、
敵とパラメータ差があると、経験知がほとんど入らないという絶妙なバランスが成り立っているので、
とどめは育てたいユニットでさす、というのが基本的なパターンとなる。

ノーマルモードだったら正直マーカス要らない・・・誰だこんな不敬なことを言うやつは!
しかし決めたのだ。決心したのだ。マーカスの全章出撃プレイを。
例えその章で全く活躍がなかろうが存在しなければならない。

出撃枠が限られたSRPGでこのようなことをすることにいかほどの意味合いがあるのかは私には計り兼ねるが、腹に疑問を抱えたまま、私は出撃する。

さて、ボス戦ですよ。FEは攻撃、防御などの行動を取る度に経験値が入る仕様になっているため、
俗にボスチクと呼ばれている、経験値稼ぎのテクニックがある。

マップ上でボスの配置されているマスは大抵地形効果のおかげで、回復ができるようになっている。
これを逆手にとって、敢えて小さなダメージを与えては回復、与えては回復…これを繰り返して、経験値を稼ぐ方法がある。

一方、注意しなくてはならないのが、武器使用回数制限である。
FE世界においては常識であるのだが、武器・アイテムには全て使用可能回数が設けられている
その回数を使い切ると、

♪チャラリラ〜リラ〜〜

と、情けない効果音と共になくなってしまう。ボスチクは当然、武器を削ることになるので、
やはりそこの折り合いが難しいところだと言えるだろう。

そして何やら小言を言っているマーカス。

氏曰く、この頃、軍がたるんでいるらしい。ロイはそんなことは無い、 と仲間を擁護するが、厳しく非難している。まだ第1章だというのに、これでは先が思いやられる。

なんだが攻略以前に脱線が甚だしいので、ひとまず本編に戻ることにする。
武器も限られているので、ボスチクもほどほどにしておこうと、マーカス先生で攻撃ー
クリティカルで3倍ダメージー


「敵将討ちとったりー」

・・・前述したとおり、パラメータの差とかで入る経験値決まってるから、マーカスのような上級ユニットで倒しても何ら得しないのよ。
主人公ロイ以下、満足の行く成長を遂げないまま次の章へ、行っちまえ!


父エリウッドと幼馴染リリーナとの再会を果たしたロイ
呼び戻されたのは他でもなく、戦争を仕掛けようとしているベルン王国に対抗するために、 ロイに行軍してほしいというものであった。
リリーナがロイについていくことを申し出るが、エリウッドはまず彼女の母国オスティアへ帰ることを提案し、これを承諾する。
その代り、と言っては何だが、小心者だが何かと役に立つマリナスがついてくることになった。



Chapter 2 ベルンの王女

あらすじ

ロイ率いるフェレ軍は中継の村でエリウッドが雇った傭兵団と落ち合う約束になっていた。
一方、その東側のベルン国境の村では何やら騒ぎが起きている様子。

赤髪の女性によれば、ベルン王妃が行方不明らしい・・・

と思っていたら、このマ●オひげのおっさんが地下に監禁していた模様。売り飛ばしてお金に変えたいらしい。
恐らく末端の人間であると思われるが、どこの世界でも国全体の意思に反する人間というのはいるらしい。
発見されれば間違いなく処刑ものだろう

そんな最中、ロイのもとにとある女性の付き人と名乗るシスターがやってきた。
城にとらわれたその人物を救うべく、いざ行け我らがマーカスマリナス!!

傭兵団の面々。(一部)規模は小さいが、この後共闘してくれる頼もしい見方である。
マーカスを除けば左のアニキは今のところレベルが最も高い。どーなってんのよ!?

とにもかくにも、この章は砦を利用した籠城作戦によってクリア自体は簡単である。
この先の強敵との戦いに備えてマリナスは攻撃を避け続ける。そしてターン数がついにカンストした。
一体どれだけの労力を割いたのかすらはっきりと覚えていないがともかくマリナスはレベルMAXとなった。
めでたしめでたし。彼は体力および幸運が高いので今後、デコイの達人として活躍してもらうことになりましょう。

ついにマ●オを倒し、王妃を救出したロイ一行。実はその女性こそ、王妃でありベルン王の妹であるのだという。


マリナス「よくもしゃあしゃあと敵のわれらに…」

突然の出来事に何かと役に立つマリナスもついつい激昂してしまったようだ。
しかし、それをたしなめるロイの様子はまるであわてた様子もなくいかにも落ち着いていた。
これではどちらが人生の先駆者であるのかがよくわからない

ギネヴィア王妃は和解の道を探りたいと言っている。
ベルンが始めた戦争となれば当然のことながら、指揮をとっているのは、兄である国王ということになる。
戦争を回避したいと願うギネヴィア王妃の気持ちは確かにロイの心に響いた。
今のところ、彼女が本当に王妃であるのか真偽を確かめる術はないが確証はないが、とにかく戦争を止めなければと働きかけていくことになった。


Chapter 3 遅れてきた者

あらすじ

リキア北部、オスティア領アラフェンの城がベルン軍の急襲を受けた。
窮地を救うべく颯爽と立ちあがれ我らがマーカスマリナス!!

なんと、たった3章で親玉ベルン国王ゼフィールが現れた。いささか敵の総大将にしては出番が速すぎやしないだろうか?
そして今、左側で額から流血している青髪のおっさんこそが、オスティア侯であり、リリーナの父でもあるヘクトルである。

そしてゼフィールは世界を「解放」しなければならないという、筆者のような凡人には理解し難い言葉を残している。
今までベルンに対し礼節を欠くことのなかったのに何故・・・とヘクトルは問いかけるが、
ゼフィールは礼などという細かいことにこだわっている場合ではないと、これまたぶっ飛んだ発言を残した。

左側の部下っぽい女性は、ゼフィール直属のベルン三竜将の一人、ブルーニャ。
ベルン軍には「イドゥン」という怪しげなシャーマンがいるらしい・・・
ゼフィールはたしなめられるが、逆に「おまえはわしの行動が信じられぬのか?」と恐喝する
さらには・・・

「「わしが信じられぬのか」か。フン、われながらくだらぬことを言う」
と、お戯れになっている。

ま、ヘクトル閉じ込められたっぽいから助けにいきまひょか。

このままゼフィールと戦うようではないようだ。いきなり黒幕との戦いかとも思われたが、流石にそれはない模様。
代わりに、ナーシェンとかいうやつがここを守るらしい。女子供も容赦なく切り捨てるという変態らしいが、守るのかと思えば1ターンしないうちにに帰った
どこかにいる貴族の娘をたぶらかしに行くらしい。ここに部下を残すらしいが、殆ど捨て駒である。しかも失態を犯したら切り刻むらしい。やはり変態である。

戦いというものは一人で行うものではない。まさに兄貴の言うとおりである。
しかしマリナスは一人敵のひきつけ役を買って出る。彼が敵をおびき出し、後続でひたすらボコる。

マリナス臣下進化深化真価が発揮されている瞬間と言えるだろう。

ベルンはなんと竜を復活させていたらしい。かつてこの大陸では『人竜戦役』と呼ばれる大きな戦いが人間と竜との間に起こった。
圧倒的な力をもった竜を相手に知恵を振り絞った人間が勝利をおさめ、この結果、今地上は人が統べているのだ。
しかし、そのような竜が現代の世に現れたらどうなるのか、それを人間が使役することとなれば、甚大な被害が出ることは想像に難くない。

ヘクトルは自分に代わってオスティアを率いて戦ってほしいとロイに最後の願いを告げる。
そして、娘リリーナのことも・・・

オスティアの軍神墜つ―――


Chapter 4 同盟の崩壊

あらすじ

ヘクトルの遺言をうけ、リリーナがいるオスティアを目指す。途中、リキア諸侯のひとりエリックが治めるラウスの地に差し掛かる・・・
しかしエリックはとんでもない裏切りものであった。逆境にくじけるな、いざ行けマーカスマリナス!!

一方・・・

ナーシェンが探していた”土産”とやらはどうやらこの城に閉じ込められているらしい。
前章の情報ではかなりの美人だということらしいが・・・

娘は名前をクラリーネというらしい。しかし、ナーシェンはどこで名前を知ったのだろうか・・・
「私がお兄様の代わりにたっぷりと可愛がってあげるよ。クックックッ」とやはり変態らしいセリフが飛び出した。
しかし、こんなセリフは一昔前のエ●ゲ臭がするのだが、考えすぎだろうか。
いかにも小物な雰囲気がするが気にしたら負けなのだろう。

「・・・クスッ」
「? 何がおかしいのだ?クラリーネどの」
「お兄様の代わり?あなたが?ご自分のおすがた、鏡でごらんなさいな。
その服、その髪型、その言葉づかい、なにからなにまですべてが「下品」じゃありませんの」

「げ、げ、下品!私が、下品?」

クラリーネのカウンターが見事に決まった。
「おのれっ、許さん、許さんっ!」
尚も声を荒げるナーシェン閣下。
「この小娘、こ、こ、この私がよりによって「下品」などとっ!!」
見事なまでな狼狽ぶりだ。何故だかわからないが筆者の心境は非常にスッキリとしている
ナーシェンは見事にプライドが傷つけられているが、それとは正反対だ。

それからなんかごたごたあって暫くしたらいたぶってやるらしい。しかしこんなセリフは一昔前の(以下略)

とある剣士の力添えもあり城から抜け出したクラリーネは行方知れずの兄を追うためロイ軍に加入する。
マリナスは何と厚かましい娘じゃ!と一人ヒートアップしていたが、やはりロイにたしなめられた。クラリーネは味方の回復ができる。よし、ここから反旗を翻すのだ!

さらには、クラリーネを逃がした剣士ことルトガーも無理矢理仲間に引き込む。凄い乙女だ。

我らが御大将、マーカスも黙ってはいない。序盤最初の難関を前にして改めて、軍の規律を厳しくすることを提案する。


「はたらきの悪いものは軍から外していくのです」

普通にプレイする上では、もうそろそろ卒業した方がよいマーカス先生だが、M戦記における彼のポジションは決して揺らぐことがない
そのことを盾に取ったかなり大きな発言である。しかし、この章一番の立役者は他でもなく、ひとり敵を引きつけていたマリナスであった。しかし・・・


「マーカス、それはだめだ」

と、仲間を大事に思うロイに拒絶されてしまう。
―――そう、ロイが見ていないところで活躍している者たちがいる、 ロイの都合で参加したくてもできない人たちがいる、戦場の陰でバックアップをしてくれる者たちがいる。
このことに気づいていたロイは既に立派な人間となり、 マーカスは自分の役目が終わったのかもしれないことに哀愁を感じている・・・

そしてギネヴィア王妃はいろいろな意味で間違っている兄ゼフィール王を止めるべく、ロイ軍に 付き従うことを申し出たのだった。


Chapter 5 炎の紋章

あらすじ

いつエリックのような裏切りものが現れるかもわからない。
そう思ったロイは無駄な戦を避けるためわざわざ迂回ルートでオスティアを目指す。
しかし、迂回先の山道は山賊でいっぱいだった。序に襲われている村を救うんだ我らがマーカスマリナス!!

んー、特筆すべきことはありません。強いて言えば敵将がドリーという羊みたいな名前ということくらいだ。

そしてファイアーエムブレムが一体何物であるのかが仄めかされます。
ベルンの至宝、それはギネヴィア姫とともに消え去ってしまった。そのことをいち早く察知した エミリーヌ教団の一行がロイ軍に加入した。
無論、エムブレムはギネヴィア姫が持っていたのだった・・・


Chapter 6 しかけられた罠

あらすじ

今は亡きオスティア侯と仲が良く温厚なトリア侯オルン。しかし、こいつも裏切っていた。
今は裏切り者を許すわけにはいかない。何かエリックの時と同じようなストーリーだが、 めげずに進軍するのだマーカスマリナス!!

に、しても顎がしゃくれている。やっぱり騙されていた。しかも城内には何やら泥棒まで侵入している始末。
裏切りかと思ったらどうやら本物のオルンは暗殺されていた模様。
そして、牢に閉じ込められた『灰色の狼』の孫娘…
複線張り巡らせ杉ー
果たしてロイ達の運命やいかに…!?

城が既に包囲されているとはつゆ知らず、暢気に休憩に入ろうとしているMナス・・・
まあ、確かに無駄に高い幸運によってあなただけこの章ではほぼ死ぬことないんですが・・・
緊張感に欠けてしまいます。マリナスというよりも筆者が

案の定…。さあ、奪還線の始まりだ。左の人?泥棒さんみたいですよ?

館にとらわれていた娘を救出。弓で戦ってくれるそうだが肝心の武器がなかった!!

『灰色の狼』の孫娘、名前をスーという。故郷サカについて語るシーン。ベルンがサカに攻めてきたため、 スーの部族はこれに対抗することを決めた。しかし、他の部族にはベルンに付従う者もおり、裏切りにあい、 クトラ族は散り散りになったという。スーはベルン軍に対抗し、部族の皆を救うため、ともに戦ってくれるという。

さらに、オスティアはマリナスの話によると内乱状態にあり、非常に危険な状態らしい。リリーナも人質にされているらしい。
もはや一刻の猶予もない―――ロイ、急ぐのだ!


Chapter 7 オスティアの反乱

あらすじ

オスティアはヘクトルの死により、ベルンに降伏しようとする派閥と抵抗勢力とで内乱状態だ。
リリーナは人質に取られ、もはや一刻の猶予もない―――急ぐのだ、マーカスマリナス!!

見事なケツアゴのデビアス。こいつが今回のボスらしい。そんなことはどうでもいいが、もうすぐナーシェンがくるらしい。 これも至極どうでもいい…
しかし、劣勢であることに変わりはない…ロイに戦いを教えたというエトルリアの『魔導将軍』セシリアが動いてくれればそれも変わるかもしれない。
ロイはそれまで持ちこたえることができるのであろうか…?

雪の国、イリアの傭兵団(中立軍)が加勢に来た。これで戦局は変化するのだろうか・・・
しかし左の青い人はどうも緊張感に欠けている。
にしても、こいつら邪魔すぎです。勝手に突撃して自爆します村にひっこんでてくれれば楽なものを…

伝統の闘技場。この二人がプレイヤーのために丁寧にも説明してくれます。何とFEでは闘技場で負けると死ぬ。ご利用は計画的に。

前回言われたとおりに単独行動を避けて仲間と戦うようにするシャニー女史。仲間とも打ち解けたようである。
しかし、仲よくすることと、協力することは違うと説くディークのアニキ。
一見、ドライそうな発言をする彼であるが、軍の者は皆、彼の優しさを知っている。
彼自身は認めようとしないのだが、その仁徳は絶大なものであることが窺い知れる。

逆にルトガーにいい加減にしろ、と言い返されるクラリーネ…
しかし、彼女は彼の神経を逆なでするつもりはなかった。
そして、思いのほか彼は気が利かなかった無礼を謝る。彼女は一体何を思うのか…

マーカスは同じく騎士団のアレンの最近の活躍を褒める。しかし、敵に突っ込みすぎだとたしなめている。
我々の役目はロイを守ることだ、と改めて全うすべき職務を説いている。
私からすれば、寧ろマーカス先生の方が先陣を買って出ているため明らかに立場は逆なのだが、そのことには全く触れない様子だ。
アレンは今までロイが危険にさらされることなどなかった、と反論するが、大老には届かないようだ。


ケツアゴが何か言ってます。いや、こいつらマジでおかしいくらいに強いよ。驚くのもよく分かる。
こいつ自身にはなんの恨みもないのだが、増援が背後を突くというか寧ろ、 同盟軍が勝手に行動するせいでやり直しになったりで、 殺意が湧いている。さっさとご退場願おう。

リリーナは城内に捕らわれている。ロイははやる気持ちを抑えられずつい、急ぎ足で行動しようとするが、 今回はマリナスがこれをなだめる役に徹している。
しかし、気になるのは、死ぬ前にヘクトルが残した言葉だ。―――『竜』の存在。それに対抗しうる武器の存在。
果たしてそれは一体何者なのだろうか?大陸一の軍事国家ベルンが古の竜を復活させたとなってはもはや一刻の猶予もない。
マリナスが言うにはそれは『神将器』というものらしい。『人竜戦役』において人間側のリーダー『八神将』が使っていたとされる、聖なる武器。
果たして本当に存在するのだろうか?


Chapter 8 再開

あらすじ

リリーナはやはり城内に捕らわれていた。敵はこの騒ぎに乗じてリリーナを亡きものにしようとしている。
ヘクトルの治世において難攻不落とうたわれたオスティア城は今、皮肉にもオスティアを救おうとしているロイ軍により破られつつあった。
もうそろそろ、パラメータが他ユニットに抜かれつつあるがめげることなく進軍するのだマーカスマリナス!!

アストールとなのる中年の男・・・自称オスティアの密偵―――彼の素性は謎に包まれているが、とにかく協力してくれるらしい。
味方は多ければ多いほどいいので構いません。どしどし来てください。

リリーナははじめから自分で操作できます。勝手に動いて自滅するどこぞの中立軍とは訳が違う

リリーナを救うべく現れた、チームオスティア。壁を壊せば脱出できると言っているが、 今壊すと敵に囲まれて的にされることは 火を見るよりも明らかであった・・・
そして、この章一番のお荷物は君たちであることにはあえて触れないことにする。

以前、トリアで泥棒をしていたキャスが再び登場。今回も宝箱が山ほどあるぞ。 にしてもオスティアも警備が手薄だ。

この赤髪の少女ウェンディはボールスの妹だ。チームオスティアが出てきたときに少しふれていたみたいだが・・・
しかし、兄のようなアーマーナイトになりたいなど、このゲームにおいては 自殺行為以外の何物でもない
ましてやレベル1。一体どうしろと・・・

ようやくリリーナを助け出したロイ。ロイはリリーナに護身用にとサンダーの魔術書を渡す。
持っているならはじめから自軍の魔導師にあげてくれと思うのは素人考えだろうか?

神父サウルはどこかの町をふらふらしていた模様。そう言えば前の章では出撃していなかった。
きっと布教という名目でナンパしていたのだろう。
サウルは町で男に襲われているうららかな女性を救い、これぞ聖職者と言わんばかりの自慢をするが、
ドロシーは襲っている男とはお前のことだ、と冷たいツッコミを返した。

敵将レイガンス。こいつも一人称は”わし”だった・・・まだ若いのに、ゼフィールといい、 この世界は精神年齢がいささか行き過ぎているようだ。

レイガンスの手から城を取り戻したロイ一向・・・しかし、リリーナは父ヘクトルの死を知らされてなかった。
リリーナは武人の娘としていつかこうなる日が来るのではないかと覚悟していた・・・
強気に振舞う彼女であるが、無理をしなくてもいいというロイの優しさを前に、涙を流さずにはいられなかった。


Chapter 8外伝 烈火の剣

あらすじ

リリーナの案内で神将器が隠されているという洞窟へやってきた。しかし、賊がすでにここを根城にしていた。まさに自然の城である。
奪えるものは奪って行くのだ我らマーカスマリナス団!!

ここにあるのは勇者ローランが使っていたという列火の剣”デュランダル”まあ、この章は増援もないし、特に苦戦しません。 吹き出るマグマが邪魔なだけでした。

なんかやっつけ感が否めないが、とりあえずゲットだぜ〜(虚しい・・・)

とかなんとか言っているうちにオスティアがベルン軍に包囲されてた模様。これはヤバイ

このなんとも微妙な緊張感が襲ってくる音楽が鳴り出す。これは―――

来ました、我らがナーシェン閣下。 4章でクラリーネにコケにされて以来、全く音信不通になっていた閣下だが元気な様子です。
相変わらず笑い方が小悪党じみている。これでは下品と罵られても致し方ないだろう。
「ご苦労だったね。あのレイガンスとかいうバカどもを倒してくれて、手間が省けたよ」
「さあ、おとなしく、このオスティアをわたしてもらおうか」

「冗談じゃない!だれが、お前たちなんかに…!!」

ロイの興奮も収まらない。エクスクラメーションマーク2個で対抗してきた。

私と戦うつもりか?と どこかの大佐みたいなことを言っていますが、 こういうのは大抵言った方が負けるフラグというのがセオリーだと気付かないのだろうか…

「面白い、徹底的にやっつけてあげよう。オスティア侯ヘクトルのようにね」
「くっ」
「そこまでだ!」

ここで重要な事実が判明した。ヘクトルはナーシェンによって倒されたらしいのだ。 ただのさえないワカメ男ではなかったのだ。
が、予想通り横やりが入った。ナーシェン一同はロイがあらかじめ援軍を要請していたエトルリア王国の大群に あっという間に囲まれてしまい、退却を余儀なくされたのだった。いくら急襲だったとはいえ こんなにあっさりと一軍の将、それもベルン三竜将ともうたわれる人物が軍略に嵌るのはいささか アホすぎやしないだろうか?これではヘクトルの英霊も浮かばれない

形成逆転―――ナーシェンはセシリアに向かって「生意気な女め、覚えていろっ!」
と、捨て台詞を吐くだけで精いっぱいだった。


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