日記をつけるにあたって、そもそも舞台に入らなくてはどうしようもないということに気づく。
某北斗ゲーサイトでやってたアスカ育成みたいに新たにブログを開設してそっちにつけてみようか、
とかいろいろと考えていたが、そもそも扱う題材的にそんな大掛かりなこといらないんじゃないか?
思い直し、結局黎明期にやられていた手法で手記をつけることにした。
とりあえず、背景だけはそれらしい色に合わせてあるので問題はないはずだ。
目にはあまりよろしくないかもしれないが。
さて、限定版を(中古で)手に入れたわけであるが、目当てのCDが入っていない。
劇中歌のリミックスが主体ではあるのだが、参加アーティストに
斎藤K氏やら、中原R☆氏やら、ワイコーやらその道の人を呼んでいるのが特徴である。
SADAさんが参加しているが一番の落とし所だと思うのだがいかがだろうか。
とまあ、いまいちどの層をマーケティングしているのかがわからない初回限定版であるが、
筆者にとってはそこそこ重要なファクターであったのだが、それが入っていない。
どういうことだよ、おい。
よくみたら、限定版のCDは入ってませんて書いてありました。
珠津島に久々の来訪となる。引っ越しの回数は今回で20。
親の仕事の都合とはいえなんとからならないものなのだろうか。
それがうんざりして選んだ全寮制の学園ではあるのだが、
学内に入る前、いきなり生徒会副会長に声をかけられた。彼女は千堂瑛里華と名乗った。
僕と同じく5年生らしい。
流されるままに過ごしてきたこれまでの自分から抜け出して、
『今までになかったもの』を僕はこの島に求めに来たのかもしれない。
しかしだ、その矢先に副会長に変に避けられてしまった。
その上、体調が悪くなった様子だった。僕が何かしたというのだろうか。
その後、化学教師であり、僕が住む寮監の青砥先生にここ数日の日程を聞いた。
7日に始業式、8日から授業開始、9日には僕たち新入生の歓迎会があるらしい。
八幡平司、寮で一番に知り合ったが、彼は非常に義理堅い性格のようだ。
今日届くはずだった僕の荷物は手違いで届いていない。明後日になると業者とやり取りしていたら、
電話に割って明日に持ってきてもらえることになった。
その上、寝床がないので泊めてもらうことになった。
若干アウトローな部分はあるがいい奴だと思う。
階段で女子生徒と衝突した。なんと寮長だった。もう一人いたのは妹さんだろうか。
寮長は国宝級のポテチが破壊された云々言っていたが、わけがわからなかった。
初日からハプニングの連続だ。
朝から司のみぞおちダイビングによりいつになくさわやかな朝を迎えた。
先日、副会長に避けられたことが気になり、生徒会について聞いてみた。
司が言うには生徒会は面白いことを考え付いては実行する、デキる奴らの集まり。
しかし、握手しようとしたら悲鳴を上げた、というのは日ごろの副会長のイメージではないらしいのだ。
やはり、気がつかないうちになにか非礼を働いたと考えるのが自然だろう。
自分の部屋の前で昨日衝突した寮長ペアに遭遇した。国宝級のポテチを粉々にした人呼ばわりされた。
ジャガイモが国宝級のわけがあるか。
よくよく話をきいてみたら、7年前に島にいたときによく遊んでいたかなでさんと陽菜だった。
かなでさんには昔から頭が上がらない。身長は縮んでいたようだが。
かなでさんにも聞いてみたが副会長は勉強も運動もすごくできて気さくでいい人。
まさに完璧な人物らしい。
そんな話を聞きつつ、宿題と称して学院の108の秘密を写真に収めてくるようにとの
ミッションを仰せつかった。なんと面倒な。
朝から写真の撮影に向かう。
見上げるような大木、枯れているのだろうか?
不治の病に冒された少女の霊が宿るという「穂坂ケヤキ」。そんな立派なものには見えないが。
ウサギを捕まえたら、小さい女子生徒に「ウサギを捕まえるのお上手なんですね」と
ちょっとよくわからないが褒められた。
ローレルリングという礼拝堂の補佐をする組織に所属しているらしい。
4年生の東儀さんというらしいこの女子生徒にいまだによく理解できていない、
学園の仕組みについて教わる。6年制の1〜3年が前期課程、4〜6年が後期課程だと、
丁寧に説明してもらった。
監督生棟前で長髪で色白端正な男に声をかけられた。
生徒会財務の東儀征一郎だと自ら名乗った。司が言うデキる人間の一人らしい。
東儀と聞いて礼拝堂の一軒を話したら、妹の白だと教えてくれると同時に何故だか睨まれた。
よほど、妹が大事なのだろうが、初対面の人間をいきなり睨みつけるとは何事だろうか。
ロ○コンの気でもあるんじゃないだろうか。
暫くしたら、金髪の派手目の男がやってきた。生徒会長の千堂伊織だと名乗った。
非常に柔らかい物腰だがどことなくつかみどころがない。そのまま彼に手引きされて中に入った。
モーホーの気でもあるんじゃないだろうか。
流石、生徒会。一癖も二癖も揃った人間の集まりのようだ。ぼくにはとてもできない。
中には副会長がいた。しかしどうやら歓迎されていないらしい。
結局、なぜ避けられているのかわからずじまいだった。
風呂場に行ったら、目の前に裸の副会長がいるように見える。
何があったのかもわからないまま、僕の体は放物線を描いた。頬にはきれいな紅葉が出来上がっていた。
しかし、それは会長の転校祝いと称したイタズラだったのだ。一方で副会長との溝は深まるばかりだ。
悩ましいことこの上ない。副会長はこの件に関しては完全に被害者である。
会長が言うには副会長は僕に一目惚れしたとの話だが、
眉目秀麗、成績優秀、運動神経抜群の副会長が・・・?と、司に疑われるくらい胡散臭い話だ。
また一杯食わされている気がしてならない。
談話室でかなでさんに遭遇した。
その矢先におでこにシールを貼られた。見たこともないような醜悪なシールだ。
女子風呂に突入した罰だと言われたが、こんなものを趣味にしている人間の気がしれない。
はがすと増殖するらしい。さらに10枚たまるとバラエティ豊かなお仕置きが待っているらしい。
キョ○ちゃんか。
僕が女子風呂に突入したことが一部でうわさになっているらしい。
まだ始業式すら始まっていないというのに心穏やかで過ごすことすら僕には許されていないのだろうか。
司とかなでさんと一緒に食事をとっている最中、副会長に呼び出された。
穂坂ケヤキの前まで来てほしいということだった。
今でこそ枯れ上がっているが、学内でも有名な告白スポットだということだ。
もしかして、万が一にも一目惚れだったのだろうか。ここは誠実に答えるべきなのだろうか。
そんな中、かなでさんは3人のメンバーに対して5人分の石狩鍋を持ってくるという蛮行に走り出た。
陽菜が途中から加わってくれたが、締めの麺までオプションでてんこ盛りだ。
食べきるのに時間がかかり、ケヤキの前に着いた時には既に副会長の姿はなかった。
代わりに『いい度胸ね♪』と書かれたカードだけが残されていた。
果たして、副会長の思惑は一体何だったのだろうか。
悩みの種はますます増幅するばかりだ。