うろ覚え VALKYRIE PROFILE を背負うもの プレイ記

はじめに・・・このプレイ記には原作には無いと思われる表現が存分に盛り込まれる予定です。
お読みになって不快感を感じられた場合は速やかにおやめになり、原作をプレイして毒抜きすることをお勧めします。


簡易ワープ

Chapter1 焦がれたもの
Chapter2 進むべき道
Chapter3 一つの終焉


Prologue

「どうも、主人公のウィルフレドです。
突然だが、簡単に自己紹介させてもらうと、俺はもともと父母そして妹の4人で暮らしていたわけだが、
ある日、戦争に出て行った父は・・・」


「戦争が終わったら、俺、このオルゴール直すんだ・・・」


「と、見事な死亡フラグを打ち立てて、案の定、家族を置き去りにして先に逝ってしまった。
そこには戦乙女ヴァルキュリアに魂を選定されエインフェリアとなった証の羽が落ちていた。
俺はそれを形見と思って大事に持っている。」

「その後というもの、収入がなくなり家計が圧迫したため幼い妹は病気で死に、
母は、度重なるショックで記憶が父の生前まで退行してしまった。
今では俺のことを”あなた”と呼んでくる始末だ。なんとかしてくれ。」

「泣き言を言っても始まらない。しかし、どうしたら効率よく稼げるのか・・・
そうだ!傭兵稼業で一攫千金しかないな。こうなったら。友人のアンセルと共に元気に不死者退治するべ。」

「傭兵って儲かるんだな。バリバリ稼いでいこうぜ!」

「大概、主人公の友人で妙に威勢のいい奴というのは存在そのものが死亡フラグだ
俺はまんまスタオー1のドーンみたいな立ち位置だと思っている。
技の性能も正直、俺よりも上だ。おまけに性格も良しときたもんだ。なんとかしてくれ。」

「ショータイムだ。」

「こいつが俺の上官みたいな人だ。チュートリアル戦闘とか操作の仕方教えてくれたような気がする。
でも行動するのは自分だ。戦場では一瞬の判断ミスが生命の危機に繋がるんだと。なんとかしてくれ。」

「こんな状況に誰がした!?
ふざけんな。戦乙女。復讐してやる!!!!!!
そんな折、いつものように現れた不死者の群…」


「いやー、今日の敵は手ごわかったなー」

ざわ・・・

「! アンセル、危ない!!」

「?」

(不死者はまだ死んでいなかった。複雑な表現だがギャグではない。
俺はアンセルを庇うため、気づいたら不死者の前に飛び出していた・・・
そして強烈な一撃を受けた俺は・・・)

死 ん で し ま っ た 。

「ちょっと待て。死亡フラグが立っていたのは俺じゃなくてアンセルの筈・・・
なのになんで俺がこんな事に・・・こうなってしまったのも運命だというのか!
たええええええええええええええええええ!!!俺は戦乙女への復讐も果たせぬまま死に絶えるのか・・・」

「・・・力を与えようぞ」

「誰だ、お前は!?どこぞの背景職人みたいな顔をしよって!」

「冥界の女王ヘル。戦乙女への妄執の炎・・・確かに感じ取った。
お前が復讐のためにあらゆる犠牲を厭わないのなら、力を与えてやら無くも無い。
いやなら冥界でさっさと果てるがよい。さあ、好きなほうを選ぶがよい!!」

「不自由な二択というやつか・・・
たしか冥界は戦乙女の所属する神界とは対立しているという・・・
まあいい。お互いの利害は一致しているわけだ。付き合ってやろうじゃないか。」

「承知。力を使うときは父親の形見の羽を使うがいい。
羽は仲間の命。使うたびにその色は咎によって黒く染まる。
染まりきると、それは咎人の剣となり、戦乙女を倒しうる武器となる。
期間は今から1年間。じゃ、頑張れ。」

???「グルルルルル・・・」

「ほう、お前あの人間が気になるのか? え、何、食いたい? いや、駄目だがらそれ。駄目。
お前がここまで興奮するのも珍しい。よし、ここはお前に任せておこう。頼むぞ、ガルム。」

???「ガルルルルル・・・」


「う・・・うん、ここは?」

「ウィル! 心配したんだぜ。俺のために・・・」

(夢か・・・ん? 何故羽がこんなところに? 夢じゃないのか!?)
「いや、心配かけてすまなかった。報酬をもらいに行こう。」


「これが今回の報酬だ。ん? 又、不死者の襲来か!!
正規軍は到着しないそうだ。だが、うろたえるな! でも稼ぎたい奴は稼げ! 以上。」


「参ったな・・・深追いし過ぎたか・・・
こいつら強い、強すぎるよ・・・これが序盤で出てくる敵のレベルなのか!?」

「く・・・万事休すか。」

「羽を使え! 契約を忘れたとは言わせない。
使え。 使え。 使え!!!!」

「羽よ。力を与えたまえ。」

「何だ!? 体中から力が溢れてくる・・・
俺、どうしたんだ!? うおっ!? 何だこの力!! 不死者がボコボコやられてくぞ。」

「羽つえー。何というチート・・・ 俺、危険だから後ろで傍観してるわ。」


戦闘終了後・・・

「ぐ、がはっ・・・体が・・・俺、死ぬのか?
嫌だ!!!!!死にたくない・・・こんなところで・・・ガクッ」

「どうした!?」

「・・・」

「・・・残念だったな・・・」

「お、俺は悪くぬええええええええええええええええええええ!!!」


「アンセル・・・」

「こんばんわ。エーリスです。今日の冥界の活気を上げる
エーリスのこれで勝ったと思うなよラジオ、現在インターネットで代絶賛放送中。アドレスはhttp://nmb・・・」

「おい、そこの女!」

「あんたがウィルフレドね。
この先何したらいいかわかんないだろうから、私がヘル様の監視役兼ナビゲーターってことで
ついていくことになったから。感謝なさい。」

「まずはこのゲームについてもう少し詳しく説明してあげるわ。
第一に今までのVPシリーズ(1,2)ではARPGだったのに対し、今作はSRPGという点ね。
従って、今までとは全くの別ゲーだと思ってもらって構わないわ。戦闘システムはどちらかといえば1に近いけど。」

「次に羽についてね。
羽を使うことで仲間の能力を大幅に引き上げることができるわ。

それと同時に、仲間に応じた効果がフィールド全体に発生するわ。例えば、敵全員麻痺とか、全ダメージ倍返しとか・・・
例を挙げたらキリが無いけど、とにかく使ったマップは条件が敵殲滅みたいな場合はクリアしたも同然になるわ。

但し、羽を使われた仲間はそのマップで必ず命を落とす。それが条件。
どうしてもクリアできないマップでの切り札とも言えるわね。因みに使用後はウィル、あんたのスキルとして継承されるから。
効果は流石に弱体化してるけど、仲間がスキル化する、と取れなくも無いわ。」

「・・・ってことは逆説的に考えると、羽を使わないと困難なマップが存在するということになるな。
そして、使えば使うほど戦略のバリエーションが増え、攻略自体は易化する、と。
そこは仲間と相談しなければいけないところか・・・
大体要領は掴んだ。」

「理解が早くて助かるわ。まあでも、あんたの咎集めに協力は惜しまないつもりだから。
じゃあ、行きましょうか。」

なんとかしてくれ。」


Chapter1


くどいようですが、この話はおよそ80%が創作されています。


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