あれから、1年。果たして月日は流れ、いつしかマラサイのMGをいつになったら作るのか?
という、お決まりの文言もそろそろ風化してくれても良さそうな時間が経過しているものだと、
そう、少なくとも、管理人の脳内シミュレーションの結果はそのようになっているのだが―――
問屋は卸してくれない模様だ。
「いや、おかしいだろ。風化するどころか、この頃益々激しくなっていないか?
逆に言ってしまえば、今片をつけてしまえば、それきりだからな。まあ、そう考えるとしよう。」
「去年とだいたい同じようなシチュエーションとは言え、
誕生日前に開封するのも憚られたのでな。
決して作る気が起きないとか、そういった類のものではないからな。」
「然し今日もまた一段と疲れたな。」
「親とトリック観に行ってきた。
因みに画像はあまり関係ないぞ。パンフレット何枚か漁ってきただけだ。」
―――食事中
「結構よかったわ。適度に笑いどころもあったし、
綺麗にまとまってたと思うわ。」
「映画の中での最初のどうでも良さそうな部分が、
後のシーンの伏線になっていたり―――
個人的にはすごく満足した。思わずパンフも買ってしまった。」
「ここのお店に入るの何時ぶりくらいかしら?」
「この建物に入るお店は自分が知っているだけで
すでに3回は入れ替わっているな。厳密に言えば“この”お店に入るのは初めてだな。
自分もそうなんだが。」
「立地条件が悪いのかしらね?」
「この道沿いに同じ系統の店があるからな。
バッティングしているのは結構影響あるんじゃないか?」
「そう。ふと思ったんだけれど、量多すぎやしないかしら?」
「あまり触れないようにしていたけれど、若干お腹苦しい。
ピザのボリュームが想像以上に大きいな。最初に出てきたチーズフォンデュも何気に効いている気がする。」
「それと、映画館で注文したポップコーンが決定打になっているんじゃないかしら?
ちょっと食べきる自信ないわね。」
「うーん。食べ過ぎで何というか何もやる気が起きない。」
「詰まり、何が言いたかったかというと
昼中、何もやる気が起きなかったということだ。
実際やっていたことといえば、BBHのカードを整理することくらいだからな。
何だよ。このク○弱いチームは。」
「その後、お腹の調子があまり良くならないまま
夕食を迎えることになるのだが。」
「まあ、あれこれしているうちに夜になったけど、何とかなるでしょ。
さてと、お歳暮にもらった日本酒片手に作り始めるとしますかねー。
それに夜に始めたら、寝る時間とかも考えるようになって却って捗る気がする。」
酒が入った後特有の、わけがわからない思考を繰り返す擬似ハイテンション状態が織りなし、
首切りバニー両儀式が見守る制作現場は如何様であるのだろうか?
「ん?」
「早く回収しろ。」
「なんか作るときに必要な物なかったか・・・?
ハサミでパーツ切るのはいいけど、トリミングが上手くいかないな。」
「確か工具箱の中に、どこやったっけ?
というか何探しているんだっけ?」
―――30分後
「結局、よくわからない時間を過ごしてしまった。酒入ると碌なことがないな。」
MOBILE SUIT MSM-03 GOGG
ジオン公国軍量産型水陸両用モビルスーツ MSM−03「ゴッグ」
1/100スケール マスターグレードモデル
「MSM・・・
M 魔法
S 少女
M ま(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)」
公国軍における水陸両用MSの開発は、∪.C.0079年2月の>“地球侵攻作戦”の決定を待って着手された。
初期のけいかくは06系の機体を改修して運用するというものだったが、通常のザク(MS−06Fまたは
06Cと言われる)の各部に水密処理などの各種改装を施したMS−06Mザクマリンタイプは耐圧性能や
装甲点から水陸両用MSが開発されることとなり・・・
「疲れた。説明終わり。」
「前はパンフレットくらいの厚さだったのにな。
これは冊子ですね・・・ お察しください。」
>ソータフジモリマイナスゴポイントー
「取り敢えずパンフレットでいうところの中間解説?みたいなところまでは終わったぞ。
まあ、今回は楽勝っしょ。直前に指の爪切ったせいで異様にパーツを嵌めるのに苦労しているが。」
HEAD UNIT
ゴッグヘッドユニットは、モノアイおよびフリージーヤードなどを射出する
マルチプルランチャーを中心とした水密構造となっており、MSとしての必要最低限の機能のほか、
潜航用の装備がいくつか追加されている。
BODY UNIT
ゴッグのボディユニットは、水陸両用MSとしての機能が整理される以前の構造のまま生産が続けられた。
つまり、通常のMSとして必要な部品と、潜航艇として必要な装備の双方をそのまま持っているのである。
このことが、逆にテストヘッドとして膨大なデータを生み出したのである。
「よくわからんが、完成された機体ということだな。
MSともなると、取説の仕様も豪華になるということなのか。センターのカラーページの力の入れようなど、
HGの比じゃないくらいだ。多分。」
「今回の一番の難所はアームユニットの部分だろう。
同じような形のパーツばかりでしかもそれを同時に固定するという超絶技巧を
私に求めてほしくないものだな。」
「処で、掌の形が左右非対称なのは一体どういうことなのだろうか?」
「あぁ。これは嵌め違えてますね。
指がおっ立っているせいで挑発しているように見えるようになってきた。」
「一応、言い訳させてもらうが、これは取説が悪い。
というかパーツの番号がわからなくなってしまう作りが悪い。」
注;掌の完成図は載っています。
「まあ、爪短くなって外すのも困難だし、無視だな。
ここで第二チェックポイントだ(説明書の中途解説が入る的な意味で)。」
ARM UNIT
ゴッグの腕部は、後に公国軍環状の装甲に護られた柔軟な可動肢と、
クロー状のアイアンネイルによって構成されている。これらは航行時にショルダーアーマー内に引き込まれ、
水の抵抗を減免することができる。
LEG UNIT
ゴッグの脚部は、歩行脚であると同時に、主要な推進装置でもある。
また、航行時の抵抗を減らすため、股関節をボディ内に引きこむことができるようになっている。
「といったところで1日目の作業は終了だ。
いつの間にか丑三つ時まで回ってしまった。ここまでの所要時間は4時間といったところか。
あしたの昼ごろには終わるやろ。(適当)」
「もう昼食か。」
今まで寝てた人
「頭部と胴部を組み合わせて・・・
なんかパッションリップっぽくなった。
ここまで来てしまえばあとは脚のパーツを組み立てていけば完成したも同然。」
「やり方さえわかっちゃえば簡単なもんだね。
ただ、ひたすら同じようなパーツの作成が続くせいで少し疲れてきたな。
今何をしているのかがよく分からなくなってきそうだ。」
>ベストパフォーマンスショウハツライサンノモノマネヲシタイマナリニケッテイ
「とまあ、何とか組み立てるところまでは上手くいったな。
指の形がおかしいが。」
「あとはシールを、ペタペタしていけばいいわけだな。
うん、細かすぎて全く綺麗に貼れないゾ☆」
>バンスバンスバーンス ドンビーシャーイ
(模型屋さん用語ではシールでなくデカールなんでよろしく。)
「何ですかそれは?」
ガンダムデカールのはりかた。
1.転写するマークを大まかに切り取ります。
2.転写する場所に軽く押さえ、ボールペン等の先の丸いもので上から軽くこすりつけます。
3.シート部分静かにはがし、転写していない部分があれば、もう一度転写していない部分をこすります。
「なる。クラシカルな印刷技術か、版画みたいなものか。」
「案外楽しいかもしれない。
そういえばサッカー決勝だった。一体何の間違いで北陸対決なのか。
練習試合かな?」
「攻めてる割には点が入らないな。あ。PKになった。あー取られた。」
>バンスバンスバーンス ドンビーシャーイ
(ダメっぽいですね。知ってた。)
「しょーもな。(相手のこれまでの)シュート決定率100%。
(因みにこちらは10本近く打ってゼロの模様。)」
「(え、同点!?)これは色んな意味でPKで負けるな(確信)」
筆者注;2回線以降富一の対戦相手は全て前の試合をPKで勝ち上がっている。
ちな富一は準決勝をPKで勝った模様。
(せ、専門キーパーおるし(震え声) 2−0からよくやったと思うよ)
―――延長後半9分
「逆転しちゃったよ。」
>シアイシューリョー
「勝ってしまったわ・・・」
>ユーメーヲーカナエーテー
(あっちはよーここまで来たってことで。(テノヒラクルー))
「ということで、後半は殆どサッカーが気になってしょうがなかったが、
この時には既にほぼ完成形だったからな。本当に瑣末な問題だった。
MGで所要時間7時間なら胸張っていいんじゃないですかね?
あと、初の無傷というのもポイント高いな。
掌が気になるが・・・」
次回に続く