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Todestrieb
「これにて概ねパーツの組み立ては完了、と。
あとはボディに末梢系をはめ込んでいくだけの簡単なお仕事だな。
ああ、凛然と鈍色に輝く金槌が神様の如く思えてくるな。
感慨深いものだ。」
「とは言ってみたものの、ビスの部分が支えて普通だったら嵌まるところが、
邪魔されていないか?コレ。
こういう時は力を適度に加えつつ、繊細に且つ大胆にパーツを捻りながら・・・」
※AAはイメージです。
「・・・」
「たかが右足の一本や二本持って行かれたくらいで、
慌てるような段階じゃないぞ。
嵌め込みのパーツが根本から折れてしまって、
文字通り根本的にどうしようもないという課題さえクリア出来れば、
何の問題もないのだ。」
「課題を先送りにして取り敢えず組み立て終わったぞ。
右足以外は。」
「今となっては後の祭り。
文明の利器に頼るしかあるまい。」
「瞬間接着剤のはずなのに、くっつかないな。
素材的に不適なのだろうか。仕方ない。暫く手で抑えて様子を見ることに・・・
固着するまで支えていないといけないのか、これ。はぁ。」
「他にも両面テープ等も試してみたが、全く効果はなかった。
接着剤が広がって自分の手が汚れて作業が進まないとか、もう、なんて言っていいのか、
無為の境地。賽の河原。」
「さ、ちょっと内股気味になったが、何とか立ったぞ。
グフカスタム(♀)っぽいが、目を瞑ってほしい。
左右のアームを逆に取り付けてしまったらしくて盾を装備出来ないとかいう
重大な問題が発生していたことに気づき、またポキっといってしまわないのか、
集中力と魂の限界が同時に訪れてきていて、全くやる気がなくなっていること以外はもう大丈夫だ。」
結果的にはこの段階で既に違っていた、と。
「魂の休息のため、暫く放置することにするわ。」
・・・
この後、魂の休息のために制作するものなんじゃないんですかね?
という至極真当な助言を聞くに至る迄に掛かる時間はさほど長くなかった。
「とはいいつつも、なんだかんだでらしくはなったんじゃないか?
アームの手術も無事終了し、事なきを得る、と。」
やったね!
「さて3連休。革命穴にランプが灯ってモチベーションは最高だ。
十分に鋭気は養ったぞ。」
「スカイツリーにつづいてタワーシリーズ第2弾だ。
厳密にはタワーと周辺の町並みのキットのようだな。
今日も酒を片手に作りますか。」
「説明書にも大々的に取り上げられているCMでも有名なモンキーポッド、
これがあの企業の樹、通称『日立の樹』。
通天閣の周りで宣伝しまくっているからって、その発送はなかった。」
「ぶっちゃけ、これは初心者に持って来いの作りやすさだな。
片手間だけど、だいたい2時間位で出来たと思う。
スカイツリーの時に比べれば大きな進歩ではないだろうか。
こういうのは確かに心が洗われる気分だ。プラモデルはリフレッシュのために作るもの、
という考え方も一理あるといえよう。
そうそう、こういうのを待ってた。」
「やるべきことはやっておいたぞ。
こう、くじらさんが根本からポキっと。
説明書には接着剤不要と書いてあるがこれからの時代、プラモデマー必携だな。
ア○ンアルファ様様。」
「何とか完成しましたー、
と言いたいところですが、タワーしたのポールの組み立て順間違ったせいで、
この辺りがこれまた、付け根のあたりでポキっといってしまった。
取り敢えず外観上は大きな問題はなさそうやし、直ちに影響はなさそうだな。
実際に言われないと分からないだろう。県の適合性調査に出しても軽微な不備事項で認めてもらえる筈…」
「スカイツリーの側においてみるとこんな感じ・・・と。
左のブルーライトによる全体照明が『雅』、右のバイオレットカラーのグラウンド照明が『粋』、
と命名されているそうだ。
どちらかと言うと、スカイツリーがメインに見えなくもないが、多分気のせいだろう。
因みに本通天閣はスカイツリーと同じくLED照明が凛と光る、ライトアップが可能だ。
だからこうして並べてみたのだが、生憎と在庫の単4電池が切れていた。
多分わかっていると思うが一応断っておくと、スカイツリーの向かって右隣にあるのが通天閣だ。」
ん?
スケールが違うせいでとんでもないことになってる。
「今年度の2作品を並べてみると、こんな感じ。
頑張って通天閣の平和を守ってほしい(適当)」
これもうわかんねぇな。
手元の猫質を魔の手(直球)から救うべく頑張れノリス!負けるなノリス!
「おー、鳥S。やったね!」
Proof of the existenceサードシーズン 完